終わらないつわりの話
こんにちは、ODNです。
今回はつわりの話!
妊娠すると多くの人が経験するであろうつわりの話ODNの場合を紹介したいと思います!
終わらないつわり
期間
胎嚢確認(6週)数日後~出産まで。
出産してから終わったものを終わりというのかも甚だ疑問ですが、終わりを言うとしたら、我が子を産み落としたその日。出産するまで終わりませんでした。
ここまでの期間つわりがあるのは、かなりのレアケースだったようです。担当医や助産師さんにも驚かれました。私もそんなレアは引きたくなかった。
そんな長期間の人いるなんて嘘だーwって思う方もいるかも知れません。
百聞は一見にしかず。事実は小説より奇なり。私が証人です。
症状
- 吐きつわり
- よだれつわり
- たべつわり
- ねむりつわり
この辺は代表的なつわり症状ですね。全部ありました。
これ以外に
以上のような症状が見られました。
毎日が酷い体調不良。歩く姿はまるでゾンビ。
台風シーズンは気圧も情緒不安定なので私の体調も情緒不安定。一日中吐いてました。
スマホやパソコンが見れないのもかなりきつかった。何も出来ない。少し見ると目が回ってそのままグロッキーに。産院の予約やお知らせ、産院指定の入院準備品や、出産に関する知識などが全てアプリだったので、本来便利なはずのものを迷惑なシステムだなと八つ当たりです。
よってゲームなんて以ての外。私の趣味であり、気分転換とストレス発散が一気に奪われた瞬間。まあその代わり読書が進みました。普段読まないようなジャンルまで読了。
ピーク
妊娠7~19週
毎日が嘔吐祭りだったのはこの期間。
最も体重が減ったのもこの期間でした。
常に気持ち悪く、においに対してもかなり敏感。
においは何がだめ?
- 調理中全般
- 野菜
- 果物
- 香辛料
- 台所洗剤
- 洗濯洗剤
- 柔軟剤
- お風呂関係シャンプー類
- 体臭
これらのにおいだけで吐いてました。
家事をするのも相当辛かったですが、まあやらなきゃしょうがない。
玉ねぎとニンニク、香辛料は鬼門でした。
換気扇は常にフル稼働です。窓を開けたりもしましたが、今度は外のにおいで吐くという二次被害。
洗濯洗剤、柔軟剤のにおいもダメになるのはかなりキツかったです。
料理もですが、毎日のことがダメになるって、ねえ、もう、いやはや。
お風呂関係も全部ダメだったので、息を止めるか口呼吸で入浴。
体重
ピーク時
妊娠前の体重からマイナス6キロ。
見た目からして骸骨。家族からも病院関係者からも心配されました。
しかしありがたいことに、検査をしても母子共に異常なし。数値も安定、赤ちゃんはとても元気に順調との事で、入院や点滴と言ったことも特になし。
本人としては、毎日嘔吐してるから体重減少は仕方ないし元々の体質もある。酷い人はもっと体重減ってるし、入院だってする。私はマシな方。自分自身は辛いが、異常なく赤ちゃんが元気に育っているなら良いかなと思ってました。
ピークアウトしてから出産までの体重変動
ほぼ横ばいでちょっとずつ増える程度。結果、妊娠前より2キロ少ない状態で出産。周囲からは常時心配され続けていました。恐らく見た目がやばかったのでしょう。
出産直後~現在までの体重変動
赤ちゃんが出て行った分プラスαで体重は減り、つわりピーク時の体重に。出産直後でガリガリボディも珍しいらしい。検査しても異常なし。ありがたいです。
そこから多少増えましたが、現在まで妊娠前の体重には戻ったことがありません。出産直前の体重になった程度。油断するとあっという間に減る。2~3人前食べてるんですがね。しかしまあ母乳と育児で減るだろうと思ってたのでこんなもんかなと。
食べれたもの、飲めたもの
牛乳に溶かして飲むので、牛乳もミロもどちらも栄養に良いし、カロリー摂取にもと勧められました。
粉がとても溶けやすいので簡単に飲めます。
タンパク質の摂取に。タンパク質を摂ると免疫も上がるから何とか頑張って飲んでと言われ人生初のプロテインを飲みました。これも牛乳に溶かして飲めるから栄養が良いんだそうです。
ヨーグルト味が飲みやすくておいしいよと勧められたのでその通りにヨーグルト風味。
確かに飲みやすい味。産後も継続すると良いよーと言われたので今も飲んでいます。
他にもチョコとか色んな味があるみたいですね。
多少の変化はあれど主食というか、これを食べてというか、これしかほぼ食べれず飲めずで生きていました。
絶対アカン食材
- 食べ物→玉ねぎ、ニンニク、米、出汁、めんつゆ、果物
- 飲み物→お茶系全て、炭酸
ピーク時はこれらを見るだけでも嘔吐。
ピークを過ぎれば、見るのとにおいは多少は平気になりましたが、食べるのは絶対に無理でした。
当時の食事とカロリー記録を見ると、一日900kcal程度しか摂取出来ていません。
妊婦に必要なカロリーは非妊娠時に必要なエネルギー量+50~500kcal
成人女性に必要なエネルギー量は大体1400~2000kcal
もうこうなると、嘔吐しなければ気持ち悪くても食べれるものとカウントし、とにかく何でも試して食べておく程度の感覚。栄養があってカロリーも摂れる物は積極的に摂取。
味付けは一切無し。出汁が全部アウトだったので味をつけることが難しかったです。
突発的に、肉が食べたい!など、本当に突拍子もない食欲が湧いて、その時に希望のものが食べれたら1人前どころか沢山食べれました。
しかし希望のメニューと、食べれるタイミングがズレた時(例えば今日〇〇が食べたい!でも用意出来たのは翌日だった等)その希望したものが食べれるかと言うと全然ダメ。全く食べれないか吐くかでした。相当なわがままだったと思います。
にもかかわらず周囲はそれを優しく聞いてくれてました。感謝してもしきれない程に有難く思っています。
つわり時に食べやすいと言われるものがあれば色々試したし、栄養とれるものは何でもトライしましたが、基本的に嘔吐。上記した食べれる物もいつも絶対食べれるわけではなかったし、結局出産するまで食べれるものはほぼなかった感じ。
担当医には無理しないで食べれる時に食べれるものを食べてと言われ、そこに甘えつつも頑張って食べていました。
吐き具合
下を向くだけで吐く技術をマスター
このスキル今後役にたちますかね。要らんものがレベルアップしたようです。
これ吐いても大丈夫?みたいな色と形状のものまで吐きましたが、無事でした。
時には血も吐いていて少々驚きましたが、診ていただいたところ、単に喉が切れただけのようです。
つわりに付随して起きた症状
- マスク装着時に息切れ過呼吸からの嘔吐
- (恐らく)栄養不足による肌皮むけ
- 湿疹
コロナ禍の妊娠だった為、マスク必須。
マスクしてなくても息切れが酷かったので、マスクをしたらもう本当に呼吸がやばかった。酸欠も酸欠。過呼吸になったのも初めてで、これが過呼吸ってやつかーと思いつつ苦しみました。うまく整わなくて嘔吐も同時に併発。吐いてばっかですね。
そんな状態だったので、いつどこで何が起きてもいいようにエチケット袋片手に歩いてました。
肌が剥けたことについて、担当医からは、ODNの場合、摂取した栄養は全部赤ちゃんにいってるようだから、母体も問題は無いけど少々栄養不足でそれが原因かなーと言われたので多分そうなんでしょう。因みに肌が剥けること自体も問題はないそうです。
全身、下着が擦れたり、手でちょっと触るだけで肌が剥がれて落ちる。痛くはないけど、見る度にテンションが下がります。これは産後2ヶ月位で漸く治まった感じ。
湿疹も概ね同様で、問題はないが本人としては痒いのが不愉快な感じ。これも産後2ヶ月程度で治りました。
どちらも痕にならなくて良かった。
出産後、つわりはどうなった?
終わりました
産後初の食事で、気持ち悪くならずに食べれることが有難く、もう嬉しくて嬉しくてその場で泣きました。おいしいと思って食べられるって凄い。しかしまあ当たり前ですが、いきなり何でも食べれる飲める味覚が戻るという事もなく。それまでが味付けなしの生活だったせいか、全てが濃く感じ、量も人並以下も以下の摂取量。
それを少しずつ通常の食事に戻していった感じです。入院中の病院食が酷く濃く感じるなんて、なかなかないと思う。
産後2週位で、普通の味付け1人前が食べれるようになりました。現在は先述した通り、2~3人前は軽く食べます。
においについては、出産翌日位に平気になってました。
出産後の体調
辛いけど、妊娠期間に比べたら遥かに良好
体力筋力は落ちていたので、産後のハードなスケジュール、赤ちゃんのお世話は本当にきついです。特に産後1ヶ月は相当きつく、痛いところだらけだし、疲れも相まって悪露も少々悪化。出血多量になり一度倒れましたが、それでも妊娠期間の方が辛かったです。
まとめ
つわり、めちゃくちゃ辛い!!!!!!
出産1週間前にはついに体がどうしようもなくなってきてて、毎日夜中に泣いていました。
一年近く飲食もままならず、体調不良の日々は本当にきついです。周囲にも迷惑をかけている自覚があるので申し訳ないの連続でした。何よりも、お腹の赤ちゃんに申し訳なくて精神的にもなかなか辛かった。
方々の助けがなかったら、私は生きていられなかったでしょう。
周りで支え続けてくれたこと、常に温かく優しく接してくれたこと、本当に感謝しています。
そして、そんな中でも頑張って成長してくれた赤ちゃんに最大の愛を、多大なる感謝を捧げながら子育てをしている毎日です。
つわりは病気じゃないと言う人、そんなに辛くないと思う人、様々な考えはあると思います。ですが、何をどう言っても、辛いのは妊婦本人です。外野は当事者ではありません。その辛さは人それぞれ。同じく妊娠してても、経産婦でも、その瞬間辛い思いをしている当事者たる妊婦と、全く同じ辛さを体感経験することは出来ません。つわりに限った話ではないけど、つわりで辛い思いをしている人がいたらその辛さを否定せず、温かく見守り、接してあげましょう。
以上が長期間に渡るODNのつわり実録です。
稀な事例だとは思いますが、こんな妊婦もいるんだと知っていただけましたら幸いです。