鉄瓶の活用法
こんにちは、ODNです。
先日、鉄瓶の魅力について語らせていただきました。
今回は鉄瓶の活用法について、実際の使用法を交えながらご紹介しようかなと思います。
南部鉄瓶 南部鉄器 鉄瓶 日本製 直火 5型新アラレ (釜敷き付き) 岩鋳
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活用法
何度見ても可愛いODN宅の鉄瓶。
どの鉄瓶も素敵だけど、My鉄瓶は一等可愛いですね。
日々の成長が大変喜ばしいです。
鉄瓶の特徴と利点
鉄瓶の特徴として
- まろやか
- お湯が甘い
- 鉄分が取れる(微量)
これらが挙げられると思います。
その特徴を踏まえた上で、私が感じた鉄瓶最大の利点は
素材の味が生きてくる
ということ。
緑茶で実験
素材の味が生きるならば、当然日々の飲食にも利用していきたい。
ので、お茶の実験。
条件
- 茶葉は煎茶
- 量は茶さじ1杯
- 沸かされたお湯を一度ゆさましにいれて良い温度(80度)にする
- 湯飲、急須はあらかじめ温めておく
- 蒸らしは1分
- どちらも一煎目、二煎目それぞれ試飲
結果
鉄瓶とそうでないのでは、素人舌の私にも分かるくらいに変わりました。
味も色も見た目も、全てが違います。
大手メーカー電気ポットのお湯でいれた場合
- 普通に緑茶の香りと色
- 普通においしい
- 味がそのままストレートにガツンと来る
- ダイレクトさが目立ち、尖ってる
- まだ若いお酒のような感じ
- 最後に渋味を感じるので、ある種のさっぱり感がある
一煎目・・・凄く濃いわけでもないが、少々むせるような濃さ。シャープに感じる。
二煎目・・・一煎目に比べると、ちょっと味気ないように感じる。渋みを強く感じた。
鉄瓶のお湯
- 茶葉の深い香りがする
- 色も鮮やかな中に奥行きのような美しさがあり、見た目からおいしそう
- 一口飲めば、その茶葉が持つ爽やかな味と甘みがまろやかに広がり、最後の一滴まで飲み干したい味
- 渋味は一切感じない
- 深みと旨味が強い
一煎目・・・色も濃くしっかり味が出ているが、同時に甘みも強く感じる。
二煎目・・・特に濃さの違いは感じないが、まろみが強くなった気がした。
緑茶だけでもこれだけの違いを発見できました。
電気ポットでいれたお茶がまずいわけでも悪いわけでもありません。
鉄瓶でいれたお茶がおいしすぎるんです。
色に関しては本当なら写真で説明したかったのですが、どうもどちらも一緒に見える写真しか撮れず断念。
鉄瓶のお茶の色を見てしまうと、電気ポットのお茶は色水に見えてしまうような、かるい色に感じました(あくまでも比べると、ODN個人的感想です。電気ポットも普通においしい色)
味でやはり顕著だったのは、甘み渋み。
鉄瓶で入れた方が甘いのは想像してましたが、渋みにも違いが出るんですね。
使っている茶葉がそんなに渋いタイプの物でもないのに、鉄瓶と飲み比べると電気ポットのお湯は渋く感じる。
逆に鉄瓶は渋みよりも甘みの方が強く出るせいか、渋みはもしかしたらあるのかも知れないけど、完全に隠れてしまっている。そんな風に感じました。
更に軽く実験
面白かったのはお味噌汁。
- 同じ湯量
- 出汁
- 味噌の種類と分量
- 同じ具材
で実験。
厳密に温度から測っているわけではないので、本当に軽く実験した程度ですが、やはり違いは明確に現れました。
鉄瓶の方が、出汁、味噌、具材、使った材料全ての味が分かりやすい。
まろやかだから逆にふんわりした味になるのかと思いきや、
口当たりは柔らかでも
- 出汁は何を使っているのか
- 味噌の特徴
- 具材として使った野菜の味
どれもこれも分かりやすいのです。
鉄瓶使いのプロの方々は、料理にでも何でも、鉄瓶で沸かしたお湯を使うと聞きましたが、これは頷けます。
素材の味が生きてくると、お料理も楽しいし、おいしくなりますよね!
とはいえ一品一品すべてに鉄瓶を使っていると大変なので、私は余裕がある時や、逆に疲れてしまってお味噌汁だけおいしく飲みたい時に鉄瓶のお湯を使うことにしています。
その辺は無理せず、自分のスタイルに合った鉄瓶の使い方をオススメします。
また、味覚の話ですので、私はこう感じましたが全員が同じとは限りません。
実際に私とは真逆で、まろやか過ぎて素材の味がぼやける、味噌汁には向かないと言った意見もありました。
コーヒーも全部まろやかになってしまって合わないと言った意見もあるようです。
この辺は本当にそれぞれの感じ方だと思います。
まとめ
私は実験してみた活用法で十分おいしく感じたので、やれるときに使うを継続してみようと思っています。
鉄瓶をお持ちの方、是非一度お試しください!
お持ちでない方も是非この機会に、鉄瓶生活、始めてみてはいかがでしょうか!